No.0031



国立オペラ劇場。
内部はたいへん豪華で重厚な雰囲気です。
かのエリザベートもよく訪れたそうです。















2006/05/21
ブダペスト便り

 今年はモーツアルト生誕250年という事はよく知られていますが、実は、ハンガリー出身の音楽家バルトーク・ベーラも、今年は生誕125年ということで、地元ブダペストでは特別なプログラムを用意してお祝いをしています。
 3月後半から4月に掛けて、毎年恒例のスプリング・フェスティバルが開かれました。今年はその一つとして、バルトークの、オペラ1作品とバレエ2作品の3本立てのプログラムが演じられました。(『青髭公の城』、『不思議なマンダリン』、『木彫り王子』) 
 バルトークが活躍していた時代は、ハンガリーにとってとても辛い時代であり、彼の音楽を一言で言えば「暗く重苦しい」。バルトークは、象徴主義者であったので、作品を通して何かを言おうとした、何かを象徴したかったのだそうです。
 19世紀後半からの音楽の世界では、これまで重要視されていた”調性”が重んじられなくなっていて、バルトークの音楽にもその傾向が見られます。(例えば救急車の去っていく時の音)
 音楽に精通している人にとっては、彼の音楽ほど緻密に計算された音階、音楽はない・・・らしいいのですが。んん〜。やはりこの調性のない音楽の世界にはどうしても馴染めない。古典派の時代には、この音階を教会音楽などで使用する事は禁じられていたといいます。それは大いに納得です。
 今回、このバルトーク3本立てを鑑賞するにあたり、彼の生涯・時代背景・音楽性・そして作品のあらすじの講義をしっかり受けてから臨みました。それなりに楽しく観る事はできましたが、バルトーク音楽が好きになった?と聞かれたら、やはり答えは『・・・』と唸ってしまいます。
 興味のある方はぜひトライしてみて下さい。

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